2015年1月18日日曜日

岡村智晴先生



岡村智晴先生
「光の表情」をテーマに 表現されている作家です。
こちらはNHKにご出演の際の動画です。

掛け軸、額装、屏風 それぞれに「光」を意識して造らせて頂きました。

こちらから作品をご覧になれます。
岡村智晴オフィシャルサイト
http://okamuratomoharu.com/


掛軸工房OBUSEホームページ
http://www.kobo-obuse.com/

2014年9月27日土曜日

おばあちゃんからの贈り物




今日は鈴木美佐子様のご依頼の掛軸をご紹介致します。
お嬢さんが幼き時に着た着物の裂地を上下に配し仕立てました。

お孫さんへのプレセントになさったそうです。
この掛軸を見るたびにおばあさまを感じられそうですね。
お孫さんが成人されてもお節句の際に飾れる品に仕上がったのではと思いますがいかがでしょうか。

軸先は手びねりの物を作り全体の色合いに合わせ薄緑に焼き上げたものを使用しました。

このようにお客様のお持ちの裂地を使ってお仕立てすることもできます。
どうぞお気軽にご相談下さい。

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2012年6月4日月曜日

額装

今日はこちらの作品の額装の作業工程をご紹介したいと思います。
(写真はクリックで拡大します)


長野県小布施町 和喰料理「あと部」所蔵




1. 本紙は裏打ちされた画仙紙の折帖(画帖)です。写真は作品を裏側から見ています。




2. 依頼主からのご要望で「時代性」を表現したいと、絵が貼られたままの古い額が持ち込まれました。
使用する額には作品が貼ってありますが、剥がさずに絵の上から作品を貼り込むことにしました。



3. 額の旧作品左上部に穴の開いた箇所があるので補修のため裏貼りを剥がしてみると、破損や雨じみが激しく裏側は張り替え直すことにしました。




4. 裏紙をすべて剥がして表の穴を裏から修理し、表側の骨縛り部の破れを補強してから、裏側の張りを施します。





5. 表(おもて)は、まず貼られたままの作品と本紙の保護のため袋張りを2度施します。
次に旧作品は丈が長いので、天地には、銀箔を布に貼った後銀箔部を少し酸化させた布を貼り完成です。



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2012年5月3日木曜日

掛軸





先日のうらわ美術館での展覧会に出品した掛軸をご紹介します。
(写真はクリックで拡大します)

仮名の作品(短歌)は何度も読み返し景色が浮かぶまで、また書家の先生がこの歌を選ばれた気持ちも想像して色・柄・空間を考えました。

漢字の作品には風格までもが感じられ、重厚さを壊さないようギリギリまでのことをしました。特に淡墨の「舞」は花びらの舞というふうに考えて取り組みました。

実はこの三本の掛軸はどんな軸先が良いかを考えるのが先で、作品回りの布をイメージするのが後になってしまった特別な例で、とにかく気に入った色相の軸先を焼きたかったのです。

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2012年4月4日水曜日

展覧会のお知らせ



本日よりグループ展に「作り手」として
ご依頼のあった掛軸・絵額等を出品しています。
初めてのことです。
通常だと作品が主役なのですからやはりそこを踏まえて取り組みました。

場所は埼玉県さいたま市のうらわ美術館です。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。

「南高卒の作り手たち展3」
http://nantetu696.from.tv/

2012年4月4日(水)~4月8日(日) 10:00~17:00
うらわ美術館


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2011年11月22日火曜日

小名木東邨 遺墨展




「小名木東邨 遺墨展」
川越市立美術館 2011/11/8~11/14
杜甫飲中八仙歌 六曲一隻屏風(幅5m40cm,高さ3m) 川越市立美術館蔵

私が手探りで初めて作らせて戴いた屏風です。このたび小名木先生の遺墨展で展示されることを知り、10年ぶりの対面でした。そして保存の良さには驚きました。まるで昨日出来たばかりかのような感じがいたしました。

思い返せば故小名木先生から屏風作りのお声掛かりがあったからこその初挑戦でした。そして今回吉澤翠亭理事長先生を始め、書道研究日玄会の皆様のおかげで初心に帰れそうです。

(写真はスナップ写真として許可していただきました。)

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